素敵な人めぐり⑨【坂東眞理子さん】
「すごく今さらですが…」
今回紹介させていただくのは、坂東眞理子さん。
わたしが紹介するまでもない気がしてしまいますが…
ベストセラー『女性の品格』の著者です。
ブーム時に買いましたが、高校生だったわたしには1割も理解できずにいました。
最近、思いがけず手に取ったので読み返すと、今だからこそ気づかせてくれることが盛りだくさん。
ぜひ、みなさんにも再度共有したいなと思いました。
言わずと知られた『女性の品格』
成功するための絶対的なノウハウを押し付けてくるわけでもないし、スピリチュアル寄りでもなく、自然にすっと受け入れられる不思議な感覚。
坂東さん自身が経験した世界の基準を踏まえて書かれているので、日本独特の文化の大切さに気づかされたり、外国のスタンダードを融合させてもいいかも、と思ったり。
読み直すたびに説得力が増してくる、そんな一冊。
今回はその中から、わたしがハッとした部分を紹介させていただきます。
①花の名前を知っている
わたしの一番好きな章である『品格のある暮らし』の中の一節。
瞬間的に、「あ、わたし、何も知らないや」と思った。
そしてぼんやりと、何かを例えるときに花の色で例られる人って素敵だな、とも思った。
ちょうどわたし自身、自分のテーマカラーを持ちたいと思っていたところ。
色の効果って無意識に響くものだと思い始めて。
テーマカラーを意識的に身に付け、その色に触れるたびに、あ、あの人っぽいなと、ふわっと思い出してもらえるような人になりたい。
自分のテーマカラーを好きな花から探してみても良いかも。
②けちけちしないで投資マインドを
どちらかというと節約しなくちゃ、と思っていたわたし。
『消費』と『投資』の違い、頭ではわかっていたけれども、ちゃんと腑に落としたことはないかも…と思い、今のわたしへの投資はなんだろうと再確認。
今はとにかくインプットしたい時期。
美術展だったり、読書、映画に費やしたいなあ、そしてなにより、海外旅行。
先日、JICAの方の講演を聴く機会があり、漠然とですが海外へも視点が向き始めました。
インド、トルコ、ハンガリー、行きたい場所がたくさんです。
投資目線で計画していこうと思います。
今の自分が人生の軸に置いていることを、もう一度考えて直してみると新たな発見に出会えますね。
そのほかにも
・無料のものをもらわない
・後輩や若い人を育てる
・愛されるより愛する女性になる
など、新たな気づきをたくさん与えてくれます。
新年度に向けて、ぴりっと姿勢を正したくなる坂東さんのインタビューにも出会いました。
「自分を成長させてくれる仕事」なんて素敵なものはこの世に存在しないんです。大変なことが起きたときに、自分がどう向き合い、何を得るか。仕事で成長するというのはそういうこと。そして、人は仕事をして初めて自分が何者かがわかってくるものだと思います。
http://journal.rikunabi.com/p/worker/job/21003.html
当たり前ですが、日々忘れがちなので、ドキッとしました。
坂東さんは女性の働き方、女性の社会での問題について世界に触れた方だからこその視点から説いてくれています。
坂東さんの本は他にも、『女性の知性の磨き方』など読みたいものばかり。
読んだらぜひまたみなさんにシェアしたいと思います。
みなさんも『女性の品格』、もう一度読み直してみてはいかがでしょう。
梨依沙
<素敵ポイント>
・今の自分に足りていないことに気づかせてくれる
→この本にはとても基本的なことだけれど、ついないがしろにしてしまうことが多く書かれています。もう一度、自分の生活、佇まいを振り返るきっかけをくれます。